2015年11月2日月曜日

First Edition その3

前回の続き…

アルゴニアン「俺としたことが思わず大声出しちまった。
         久々の休暇で帝都に来たってのに台無しにされた気分だ」
ハイエルフ「いやアレには俺も驚いたぞ・・・」
「散々騒いだ挙句、『アルゴニアンの侍女』を音読しだすとはな。イカれてやがる」
「恐らく帝都旅行か何かで浮かれていたのかもな?まぁそれにしても酷かったな」
「特にひでえのがあの目つきの悪いデコ女だ。くそっ思い出したらムカムカしてきたぜ」
「お、噂をすればなんとやらだ。あそこでたむろしてるのさっきの連中だろ」
「よし見ていろ。俺が一発ガツンと言ってきてやる」
「はぁ?止めておけ」
「ムカついてんだよ!人様が静かに本を読んでるところを邪魔しやがって!」
「あいつらは今回の件でファースト書店は出禁だ。それで十分だろう」
「ははぁ~、さてはテメェあんなのが怖いのか?怖いんだな?」
「おい何を言って・・・」
「テメェはハイエルフなんかじゃねえ!チキン野郎だ!コケー!!」
「そうじゃなくてオレが言いたいのは・・・」
「ブルってんじゃねえよ!コケーコッコッコ!クワックワッ!コケコッコー!コケー!!」
「コグェッ!?」
「よく聞け?オレが言いたいのは面倒なトラブルは御免だって事だこのトカゲ野郎」
「うぅ・・・イテェ・・・これも全部あいつらのせいだぞクソが・・・今に見ていろ・・・」

続く…

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